Web拍手お礼ログ33/無双学園高等部二年へ組
三成「幸村、そういえばお前の役職は何だったか」
幸村「左衛門佐…ですか?」
三成「お前のそういう狙い澄ませたかのような天然ボケには日々癒されているのは事実だが、
そういうことを聞いているのではない」
幸村「あ、そうか今は学園モノでしたね」
三成「そういう、設定を破綻させるような発言はどこぞのイカで十分間に合っているのだよ。
で、何だっけ」
幸村「けいじがかりです」
三成「…これまた究極地味な役職だな」
幸村「いえ、これが中々大変でして」
三成「大変?」
兼続「あぁいた、幸村。そろそろ昼休みが終わってしまう。早速だが仕事だ」
幸村「分かりました!」
三成「あ、ちょ、どこ行くんだ、幸村!」
幸村「けいじがかりの仕事です!済みませんが、五時限目までに戻らねばなりませんから…
これにて失礼させていただきます」
兼続「三成のことは構わないで、早く行きなさい。途中でこけたりするなよ」
三成「俺より大事なことだとでも言うのか?!」
兼続「優先順位的に、幸村の仕事を全うさせることより、今の会話を続けることの方が大事だというのが
私には判りかねるのだが」
三成「何を言う。久しぶりに幸村とまともな会話を成立させることに成功したのだ…!
来年からは俺権限で毎年この日を記念日として祝日にすることも辞さんぞ?」
兼続「いやそこは辞しておけ。たかが数行足らずではないか。
せめて丸ごと一本話が書けるくらいの場を持たせてからそういうことを言え」
三成「ぅっわお前に言われると何かすげー腹が立つ!」
兼続「ははは、」
三成「笑うな!俺をそんな目で見るな!」
左近「お二方、そろそろ五時限目始まりますよ。席に着いた方が良いんじゃないですかね?」
兼続「ああ、本当だ。三成、席へ戻ろう」
三成「待て、まだ幸村が戻っていないぞ」
左近「え?珍しいですね」
兼続「幸村のことなら問題ない。きっとすぐ戻るから」
三成「…………。なぁ、」
兼続「どうした?」
三成「お前は、何を知っている?」
兼続「具体的に答えようのない質問をするのは、あまり褒められたものではないな」
三成「お前は、俺も知らなかった幸村の役職およびその業務内容を知っている。
それについて俺に情報公開する意思はあるか?」
兼続「けいじがかりの事か。
それについて知っているも何も、私がそれを任命したようなものだ」
三成「いつの間に?!」
兼続「初めのHRでクラスの仕事分担したときに、私も筆記を半分手伝っただろう。
その時にこの仕事こそ幸村にふさわしいと思ったのだ」
三成「あぁ、そんなこともあったか。
だが、配布物を掲示板に貼り付ける仕事のどこが、幸村にふさわしいというのだ」
兼続「…?違うぞ。幸村の仕事は掲示係ではない」
三成「え、だって、現に本人もお前もそう言っているではないか」
兼続「私が言っているけいじは――」
幸村「あ、良かった…!間に合いましたか!」
三成「幸村!お前、ドコ行ってたんだ?!」
幸村「ええ、ちょっと屋上に…
慶次殿が大抵そこで昼寝をしていたので、迎えに行っておりました」
慶次「今日は天気も良かったしなぁ」
幸村「しかし、授業に出ないと日数が足りなくなってしまいます。
そうなると困りますから」
兼続「――とまぁ、こういう具合に慶次を授業に出させるための係だ。だから掲示係ではなく慶次係。
幸村ならいざというとき縄で縛ってでも慶次を運搬できそうだしな」
幸村「出来ることならそうしたくはないのですけどね」
左近「え、てかそんなこと出来るんですか…?」
三成「…………………っ!」
兼続「どうした?」
三成「幸村っ!
今すぐ慶次係やめて三成係になってくれ!いやむしろなれ!」
幸村「え……と、その、それは出来ません」
三成「何故だ!」
幸村「だって、三成殿は毎日真面目に全部の授業に出席しているではないですか。
私の出る幕なんかありませんよ」
三成「だったら今から授業全部ボイコットしてやる!
幸村が迎えに来るまで俺は教室に来ないからな――」
秀吉「よーし、授業始めるぞー」
三成「!!
お前ら何をしている!早く席に着け!」
兼続「……だから必要ないんだって」
三成、骨の髄まで優等生。
Web拍手お礼ログ34/現代BASARA
元親「おっ」
元就「どうした」
元親「俺の今週のラッキーカラー赤だって」
元就「そうか、よしそこを動くな」
元親「っだあああああああ!
もう何度目だか分かんねーけど何だ!その凶器は!早くしまえ!」
元就「ラッキーカラーが赤ということに一体どれだけの科学的根拠があるのか分からぬが、
お前の言う幸運の色に包まれたまま安らかな気持ちになれるのだけは間違いないが?」
元親「ぜってーンなこったろうと思ったぜ…ラッキーカラーが赤な時点でこのオチは読めてた…!」
元就「これを読んだ人間の9割方はそう思っただろうな」
元親「うん。で、お前ソレ早くどっかしまえよ」
元就「何を言っている。我の知る限り、これ以上の『赤』はない」
元親「だから、今週いっぱいその色ってことだろ?今やったら残りはどうするんだよ!?」
元就「足りなくなったら継ぎ足せばよい」
元親「うわ短絡的!」
元就「…そう言えば知っているか?」
元親「何を?」
元就「体内を循環する血液の内、いわゆる動脈血の血液全体における割合は実はかなり少ない」
元親「そうなの?」
元就「そうだ。大部分は静脈血だ」
元親「…で、それと今までの会話と何の関係があるんだよ」
元就「そして動脈血の方がずっと鮮やかな色をしているので、
どうせならそっちの方が良いのではと思った」
元親「元就さぁん?!
動脈切ったらヒトって簡単に死んじゃうんですよ!?」
元就「そして体の表層近くを通っている血管は静脈で、動脈は体の奥を通っている」
元親「頼むから俺の話聞いて!?」
元就「切って勢い良く血が吹き出るのは、動脈が切れたためだ。
静脈を切っても血は吹き出ない」
元親「え。血管ならドコ切っても吹き出るんじゃねぇの?」
元就「まぁ体内の条件次第ではどうだか分からないが、一般に静脈には『血圧』がない」
元親「何でだよ、じゃあどうやって血圧測ってんだ」
元就「体内の動脈を圧迫して測るのだ。
良いか、そもそも動脈と静脈は断面構造からして違いがだな――」
元親「――てなことがあって何故か後半は循環器についてみっちり講義を受けた」
幸村「…それは、また…」
政宗「てか何でコッチ来てンだよ、隣に帰れよ」
元就、友の会スイッチオン。